認知症の方が外出し、自宅に戻れなくなってしまったら。
皆さんどうしてますか?
「家族・知人で探す」というのはなかなか困難を極めます。追っかけてかなり近くに居ても1ブロック先、一本違う道に居れば発見できませんから。
「人海戦術」少し意味は違うけど、探し回るより見かけた人に連絡してもらうほうがなんとも早いものです。(筆者は1週間探して結局ご自宅の裏の山に居た、というものから数十キロ先から数百キロ先まで、よほどすぐに捜索した時以外で見つけられたことはありません。)
しかし、高齢者とはいえしっかり歩いている方に「迷ってますか?」と尋ねるのもなかなか勇気がいるもの。違っていたらとても失礼な事をすることになりますから。うつろな表情な方に出さえ声をかけるのは躊躇します。
そこで。
「横須賀にこっとSOSネットワーク」
認知症の方が行方不明になってしまった時、協力機関に行方不明者の情報を提供し、一刻も早くご家族の元へ帰るためのネットワーク
ご家族向けのサービスです。事前に必要情報を登録しておくことで、行方不明時に関係機関に連絡が行き捜索の手助けになります。
「事前に写真を登録できる」というのも良い点です。最近はスマホがあるのでわりとお写真をお持ちのご家族もいらっしゃいますが緊急時にいざ、使える写真がないという事もまだまだあります。
※事前登録が無くても緊急時には応相談で利用可能になることもあるそうなので、まずはご相談を。写真などは宿泊や通所系介護施設を利用していると意外とイベント時の写真を渡してくれるところもあります。
「よこすかオレンジLINE」
横須賀市公式LINEを活用し、認知症サポーター、認知症オレンジパートナーに向けて、認知症の人が行方不明になった際に情報を発信
関係者向けのサービスが今年の9月1日から始まります。
「よこすかオレンジLINE」に関しては個人情報を取り扱うこともあり、全市民が登録できるわけではないですが画期的なことではあると思います。
※サポーター以外の方がLINEに登録しても市側で登録者確認を行われ管理されています
~ 他市町村でもメーリングリストによる情報ネットワークを持っているところもあるので、それぞれお住まいの地域に確認してみるのも良いでしょう ~